たっぷり栄養をとって排出する
体は、主に食事でとり入れる栄養素によって作られ、維持されています。
髪も主成分のタンパク質をはじめ、バランスよく栄養をとることで育まれます。
つまり、何を食べてどう排出するかが、健康に生きていけるかどうかの鍵を握っているのです。
そこで、デトックス以前に「バランスよく食べる」とはどういうことなのかを考えてみると、まず、「髪の成長」に深く関わる必須の栄養素といえば、タンパク賞を筆頭に、ミネラル(鉄、亜鉛、嗣、ヨウ素など)、ビタミン(ビタミンB6、ビタミンEなど)、その他の栄養素として、コンドロイチン(ムコ多糖類の一種)などが挙げられます。
毛髪はケラチンというタンパク質でできているため、タンパク質の豊富な肉や魚類、大豆製品や豆腐などをバランスよくとることが第一で、さらに、脇役として髪の成長を応援してくれるのがミネラルやビタミンなどです。
これらを多く含む緑黄色野菜、レバー、牛乳、海藻類など偏りなくとることが大切です。
コンドロイチンは皮膚の保水力や弾力に欠かせない物質で、関節の軟骨部分など私たちの体内に常に存在します。
ただし、加齢と共に不足しがちになるので、サプリメントなども上手に活用していきます。
よく「髪には海藻類がいい」といわれますが、これを妄信してワカメやコンプばかり食べるのはおすすめできません。
確かに海藻類はミネラルなどを豊富に含むすぐれた食材ですが、一つに偏りすぎると栄養バランスがくずれ、かえって健康を害することにもなりかねません。
海藻類にかぎらず、どの食材にしても偏りすぎは避けた方がいいのです。
体をトータルでみた場合、健康を維持するうえで欠かせない栄養素といえば、炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンの「五大栄養素」です。
このうち、「三大栄養素」と呼ばれる炭水化物、タンパク質、脂質は、体内で分解されてエネルギー源となり、体を構成する大切な栄養素です。
他の二つは必要量が少ないことから「微量栄養素」と呼ばれますが、ミネラルは歯や骨格の形成などに関わり、ビタミンは他の栄養素の働きを援助するなどその役割は重要です。
しかも、微量栄養素は体内で合成できないため、食事やサプリメントからとる必要があります。
さらに「第六の栄養素」といわれる食物繊維についても、排便をスムーズにするデトックス効果が見逃せません。
いずれにしても、規則正しく食べる、バランスよく食べる、そして高脂肪食、高カロリー食、刺激物を食べ過ぎないことが髪と体によく効く食生活のポイントです。
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