フケは体質?薄毛は遺伝?
脂性、乾燥性、どちらの場合もフケは不快感を伴うものです。
ただし、長年フケの問題に悩まされていると「体質なのだからしかたがない」と考え、あきらめてしまう人も出てきます。
こうして真の原因から目を背ければ、フケ症となかなか縁を切れなくなってしまいます。
フケ症は「体質のせい」と一概にいえるものではなく、地肌そのものが脂性タイプ、乾燥タイプというのは体質でも、見た目にわかるフケが増えた場合は、何らかの原因があります。
あきらめずにシャンプー法やシャンプー剤と頭皮の相性などを見直し、症状が悪化した場合は、皮膚科の専門医に相談してみます。
また、男性によく見られるパターンで、もともと、薄毛や抜け毛に関しては女性より男性の方が「遺伝だからしかたがない」「父親も祖父も薄毛だったから」とすぐあきらめてしまう傾向が見られます。
確かに、「遺伝」は薄毛の大きな原因の一つとされていますが、原因は他にも複数あるのです。
たとえば、ストレス、偏食、睡眠不足、男性ホルモンの過剰な分泌なども抜け毛を増やす原因ですし、シャンプー法そのものが間違っている場合も考えられます。
また、これらの要因が複合的に作用して脱毛症を引き起こしている可能性もあります。
いずれにせよ、原因を一つに限定してあきらめてしまうのは、治す道を自ら閉ざしてしまうようなものです。
薄毛の原因はできる限り取り除く工夫をし、何よりも正しいシャンプーで頭皮と髪を清潔に保つ心がけます。
そして、少しでも早い時期から薄毛になりにくい環境作りをしていけば、たとえ遺伝的要素の強い薄毛であっても進行を遅らせることは十分可能で、あきらめるのは早すぎます。
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