リンスとトリートメントはよくすすぐ
シャンプー後の髪は、表面のキューティクルがけば立ってパサパサの状態になっています。
キューティクルには髪を保護する役割がありますが、薄い膜がウロコのように重なり合っているため、シャンプーするとその膜が浮き上がってしまうのです。
そこで、洗顔後に化粧水をつけるのと同じように、髪にもリンスやコンディショナーなどをつけてコーティングする必要があります。
@リンスなどを髪になじませる
軽く髪をしぼって水気を切り、リンスやコンディショナー、トリートメントなどをよくなじませます。
適量を守ることと、頭皮にはつけないことが鉄則。頭皮につけると落ちにくくなり、毛穴をふさいでトラブルの原因になってしまいます。
また、ツヤを出したいからと多めにつける人がいますが、多くつけても効果が増すわけではありません。
Aしっかり洗い流す
十分なじませたら、ぬめりが残らないように洗い流します。
シャンプー後は毛がからみやすくなっています。
リンスをするとからみが取れてすすぎやすくなりますから、ここでしっかり、3〜4分かけて髪の根元や頭皮まですすぎ洗いをして毛穴をスッキリさせ、デトツクス効果を高めます。
流し終わったら、髪を絞って水気を取ります。
ところで、すすぎのあとにつけるヘアケア剤は、髪質や目的に応じていくつかのタイプがあり、それぞれの特徴や目的を次のとおりです。
<開いたキューティクルを整える>
髪の表面に薄い膜を作り、パサパサになったキューティクルを閉じて扱いやすくするのがその役目です。
これによってパサつきや髪どうしの摩擦を防ぎ、すすぎがしっかりできます。
ブラシを入れたときも髪がもつれにくくなります。
リンスをつけると、髪にツヤやなめらかさも出ます。
<髪の内部まで浸透してハリを与える>
髪の表面をコートするのに加え、内部にまで浸透して水分や油分を補い、ツヤやハリを与えます髪の細い人やハリのない人向きで、毎日リンス代わりに使えます。
<髪の内部に栄養を補給する>
髪の内部まで浸透して、不足したアミノ酸、油分、水分などを補給します。
<ダメージヘアのお手入れに>
ダメージが進んでいる人向き、やはり髪の内部に浸透して栄養補給します。
使い分けは、あまり傷みが気にならなければ髪質に応じてリンス、ヘアコンディショナーを、ダメージが気になる場合は、傷みの度合いに応じてトリートメント、ヘアパックを利用します。
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