10万本の毛穴の毒素を出す
毎日のシャンプーを正しい方法で行なえば、その日の頭皮の汚れはほとんど除去することができます。
1日1回のシャンプーをどう積み重ねていくかが、デトックス効果を大いに左右します。
ひいてはそれが、全身の健康状態にも反映されます。
ただし、人間の手はマシンではないので、いつも頭皮のすみずみまで完壁に洗えるものではありません。
手の届きづらい場所だと、十分に洗えていないところも出てきます。
たとえば、耳の裏側やえり足のあたりは、前頭部と比べれば洗い残しの確率が高くなります。
洗顔のとき小鼻や眉、生え際に汚れが残りやすいのと同じで、凹凸のあるところほど汚れがたまりやすいのです。
頭皮全体で見れば、約10万本分の毛の分だけ「毛穴」という凹凸があります。
この毛穴にたまった頑固な汚れが抜け毛やフケの温床になります。
毎日きちんと掃除をしてもレンジまわりの汚れがたまってしまうように、換気扇に油の汚れがこびりついてしまうように、毛穴にも洗い残した汚れがたまっていくことはある程度避けられません。
また、頑固な汚れは、たった数回のシャンプーで簡単に取り除けるものではありません。
ごしごしこすって強引に汚れを取り除こうとすると、かえつて頭皮を傷めてしまいます。
キッチンの頑固な抽汚れはつけ置きなどで汚れをゆるめないと取れませんが、頭皮にも同じことがいえます。
そこで、ホームケアに加えたいのが頭皮のスペシャルケアです。
頭皮の場合、汚れをゆるめるためには、まず「頭をゆるめる」必要があります。
固くなった頭皮のコリを取って血行をよくし、毛穴を開きやすくすることで、汚れが自然に浮き上がり、洗い流しやすくなります。
また、汗からの毒素排出作用も高まります。
シャンプーのときもプレシャンプーやマッサージで頭をゆるめますが、さらにスペシャルケアを加えることで、汚れがたまりにくい土台作りが完成するのです。
毎日無理なく続けられる頭皮マッサージや温ケア・冷ケアがあります。
定期的に行なう頭皮の大掃除、オイルパックです。
さらに、その他のホームケアとタイプ別のケア法です。
これらをメニューに加えていけば、みなさんの頭皮はますます健やかになり、古い汚れを無理なく排出しながら美しい髪を育て、体そのものを健康に導くことができます。
|
|