スカルプケアの適齢期とは
「抜け毛が多くて」、「髪型にボリュームが出ない」と女性の薄毛の悩みがいわれるようになったのは、今から15年ほど前ぐらい、その多くは、いわゆる団塊世代の女性たちのようです。
髪の悩みを打ち明けられること自体が当時では珍しいことでした。
今はスカルプケアへの関心は男女共に格段に高まり、情報量や関連の商品も年々増えつつあります。
育毛剤の利用者も増え、男性向けの「飲む育毛剤」の販売が厚生労働省で認可されるという画期的なニュースも流れました。
女性用の発毛剤も発売されました。
メディアの影響もあり、女性たちも積極的に薄毛対策を行ない、抵抗なく育毛剤・発毛剤を使える時代がやってきました。
調査では、男性と比較して女性は抜け毛・薄毛に対してあきらめずに対処する傾向がみられます。
また、女性が「髪の曲がり角」つまり髪のトラブルを感じる年齢は、平均「38.9歳」という結果が出ています。
つまり、40歳代に入る手前で初めて髪のトラブルを意識するものの、決してあきらめずに初期対応を始めるという流れがあるわけです。
髪の変化は、体全体の変化ですから、デトックスを始める適齢期です。
この年齢は女性として公私共に充実し、さらに新しい自分を構築していく理想的なタイミングだからです。
美容面では、まさにお手入れの切り替え時で、スカルプケアについても、38歳を境にどう切り替えていくかで、髪の美しさを維持できるかどうかが決まるのです。
女の38歳という曲がり角の手前にいる方は、今からその年齢を視野に入れて、正しいスカルプケアを実践することが大切で、ダメージを回避すべく、早め早めのケアをしていけば、曲がり角に差しかかって大慌てすることもありません。
また、曲がり角をすでに超えている方は、常に38歳の頃の輝きを維持できるよう、年齢に即したお手入れ法に切り替えるようにします。
何歳からでも効果が期待できるのが「日常ケア」の強みです。
シャンプーの際、前よりもていねいに頭皮を洗う、ヘアケア剤の見直しをしてみる、栄養バランスを考え直す、トラブルの原因を見直してみる、そんな前向きな改革に髪と頭皮は必ず答えてくれます。
もちろん、髪型そのものも決して保守的にならず、今のお顔にあったスタイルを追究するようにします。
髪と頭皮のために常に手をかけることが自然とデトツクスになり、5年後、10年後も若々しく、美しくいられるはずです。
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