デトックス効果を高めるシャンプー
@シャンプーは1日1回、できれば夜行なう
シャンプーの頻度は年齢が上がるほど少なくなる傾向が見られますが、頭皮は皮脂腺が多く、顔の数倍の皮脂が出るため、1日たつとかなり脂っぼくなります。
時間がたつとニオイも気になるので、年齢に関わらず1日1回洗うよう心がけます。
シャンプーするのは朝よりも夜、1日の汚れはその日のうちに洗うのが理想です。
副交感神経が優位になる夜は、よい髪を育てる絶好のタイミングなのです。
汚れをすっきり落として眠ると、毛根部に栄養が行き渡りやすくなり、代謝がよくなることで老廃物もたまりにくくなり、デトックス効果が高まります。
Aシャンプー前の準備で体と頭皮をリラックスさせる
シャンプー前の準備は、デトツクス効果を高める大切なプロセスです。
軽いストレッチや頭部や首のマッサージでリラックスし、コリを取りながら頭皮の汚れを表面に浮き上がらせておきます。
湯船につかって、シャンプーを行なえば、体がほどよく温まって代謝がアップします。
Bシャンプー剤よりも、洗い方にこだわりを
シャンプー剤には、数多くの商品があります。
頭皮タイプで見ると、一般に脂性タイプ用は洗浄力が強め、乾燥タイプ用は洗浄力がマイルドで刺激成分は少なめ、フケ・かゆみ用はピロクトンオラミンやジンクピリチオンなど症状を抑える成分が含まれています。
頭皮や髪のタイプの表示なども参考にしながら、実際に試してみるのがいちばんよいのです。
「モノ」よりも「テクニック」が重要なのです。
まずは「何を使うか?」よりも、「洗い方」にもっとこだわるようにします。
ただ、リンスインシャンプーはおすすめしません。
シャンプーは洗浄、リンスは髪をコーティングするもので、相反する二つの目的を一つでこなすのはやはり無理があります。
C髪よりも頭皮を洗う
「頭皮だけ洗うと髪の汚れが落ちないのでは?」と心配する人がいますが、頭皮を洗えば自然と髪の汚れを落とすこともできます。
髪をごしごしこするのは、表面のキューティクルを傷めつけるような行為で、毎日そのような洗い方をしていると枝毛や切れ毛を増やすうえ、頭皮に汚れがたまってデトックスがしにくくなり、脱毛などのトラブルも呼び寄せてしまいます。
Dすすぎを十分に行なう
すすぎは、洗うことと同じように大切です。
どれほど肌質に合うシャンプー剤を使ったとしても、その目的はあくまで洗うことです。
洗浄剤を頭皮につけたままにしても何もいいことはありません。
すすぎが雑だと、頭皮に付着したシャンプー剤の影響で細菌が繁殖しやすくなり、頭皮をあらしてデトツクスを妨げます。
十分すぎるほどすすぎます。
Eリンスのときこそ、すすぎを念入りに
洗髪後の髪は表面のキューティクルが毛羽立って無防備な状態になっています。
そこで、表面に皮膜を作って整えるリンスが欠かせません。
ちなみに、リンス(rinse)は「すすぎ」を意味し、リンスをつけた途端、からみが取れて毛の根元や頭皮が洗いやすくなります。
つまりリンスをつけたときこそ、完全にすすぐタイミングなのです。
F頭皮から乾かし始める
シャンプーの後、濡れ髪のままテレビを見たりベッドに入るのはタブーで、洗ったら、早めにタオルとドライヤーで髪を乾かします。
早めに乾かさないと、皮脂と水分が混じりあったところに雑菌が繁殖する危険もあります。
乾かす手順は毛先より頭皮が先で、ドライヤーも髪の根元の方から当てるようにします。
以上のルールを頭に入れて、頭皮にやさしいデトックス・シャンプーを始めます。
|
|