頭皮の温ケアと冷ケア
頭皮マッサージをすると、頭がポカポカしてきますが、「温めて血行をよくする」ことは、大切なことです。
この温熱作用をさらに高めるコツがあります。
温めたあとに「冷やすこと、これは頭皮の代謝をよくするとっておきの方法です。
「温ケア&冷ケア」は、自宅で手軽にでき、しかも安全で高い効果が期待できます。
なぜ温めて冷やすことが肌にいいのでしょう?
そのしくみはとても簡単で、肌は温めるとゆるみ、冷やすと引き締まります。
このスイッチの切り替えが刺激となって肌の新陳代謝が活発になるのです。
温ケアをしたときの肌は、毛穴が体の熱を発散するために開き、汗の分泌量も増えて体内の毒素の排泄もスムーズになります。
血液はサラサラ流れ、栄養の吸収もスムーズになります。
一方、冷ケアをすると毛穴は体温のバランスをとるためにキュツと引き締まり、吸収した栄養と熱を取り込もうとします。
温めるだけの一方通行だと、そうはいきません。
毛穴が開いたままだと乾燥しやすくなり、汗や皮脂が過剰に分泌されて肌のバランスがくずれるという心配もあります。
温めて肌を活性化させ、冷やして沈静化する、この繰り返しによってバランスが維持され、肌は鍛えられるのです。
しかも、温・冷の効果で内側から温める力が引き出されるというメリットもあります。
たとえば、お風呂に入ったとき、仕上げに冷水シャワーを浴びると、あとで体がポカポカしてきます。
頭皮も同じように、温ケアのあとに冷やすことで温まりやすくなり、頭皮の畑がよく耕されます。
土台が健康になれば、生えてくる髪も丈夫になります。
もちろん、デトックスにもよく、温・冷刺激によって毒素を効果的に排出し、体に必要な栄養を取り込みやすい体内環境が作られます。
用意するものは、タオル3枚(薄手のフェイスタオル)、霧吹き(中に水と氷を入れておく)です。
@温ケアの準備 蒸しタオルを作って巻く
電子レンジを使って、簡単に蒸しタオルを作ることができます。
1枚目のタオルを水で濡らして絞り、ポリ袋に入れるか、お皿に乗せてレンジの中へ入れます。
1分を目安に温めます。
取り出すときにやけどしないように注意します。
かなり熱ければ、少しさましてから取り出します。
次に2枚目のタオルを1分強を目安に温め、その間に1枚目のタオルを頭に巻きます。
タオルは縦半分に折って後ろから巻き、額の上で内側に折り込んで留めます。
2枚目のタオルが温まったら、素早く二重になるようにさらに上から巻きます。
A乾いたタオルで保温
3枚目のタオルは乾いたまま最後に巻きます。
こうすると温熱効果が高まります。
このまま3分間を目安に頭皮を温めます。
B冷水をかけて冷ケア
頭皮がよく温まったところで、次は冷ケアです。
頭に巻いていたタオルをはずし、水と氷を入れた霧吹きで頭皮全体に氷水をスプレーします。
一気に冷やします。
髪が薄くなりやすい頭頂部は念入りにしまう。
毛根部までいい刺激が伝わり、その効果は全身へと広がりをみせます。
しばらくすると、頭皮がポカポカして血行がよくなったのがわかります。
首すじや肩のコリもほぐれます。
頭皮マッサージ後に行なえば効果倍増です。
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