頭皮から老廃物をスムーズに排出する
髪の毛は樹木や植物にたとえることができます。毛根は樹木でいえば根の部分です。
樹木は土の中に隠れている根の部分が育たなければ十分に成長できません。
植木鉢のサイズが小さすぎれば、根を広げることができず、いずれ枯れてしまい、髪の毛も同じです。
皮膚の下に隠れた「毛根」が育たなければ、表面に出ている毛(専門的には「毛幹」)の成長も阻まれて、毒素が排出しにくくなってしまいます。
そして、樹木の成長には、根をはるための豊かな土壌が、髪の毛の成長には健康な頭皮が不可欠です。
樹木にしても髪の毛にしても、まずは目に見えない地中の状態をよくすることが先決なのです。
頭皮の畑を耕すことが、髪を美しく育てる原点で、抜け毛、薄毛、フケなど髪のトラブルを抱えている方は、頭皮の畑が貧困になっていると考えられるのです。
頭皮の畑と毛髪の構造ですが、まず、皮膚は「表皮層」とその下の「真皮層」の二重構造からなっています。
表皮は保護膜としての役割を担い、皮膚の大部分を占める真皮には血管、リンパ管、神経、皮脂腺が網の目のように張り巡らされ、そこに毛根部があります。
毛根下部の膨らんだ部分が「毛球」で、植物の球根のような役割を担う毛球には「毛乳頭」と呼ばれるくぼみがあり、毛細血管と通じています。
ここから毛乳頭の周りにある「毛母細胞」が栄養を取り入れ、髪の成長が促されるというしくみです。
スカルプケアで頭皮の畑をよく耕せば、毛乳頭から栄養を吸収しやすくなり、毛髪の成長も自然とスムーズになるのです。
ためこんだ老廃物を効率よく排出できます。
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