抜け毛が多いのはシャンプーのせい?
抜け毛が多いと感じるのは、何よりシャンプー時です。
抜け毛に悩んでいるときは、洗った後、排水口にたまった髪の毛を見ると心配になるものです。
そんなときに誰かから薄毛を指摘されたりしたら、もう気になってたまりません。
「頭皮を強くこすりすぎたのが原因だろうか?」「洗いすぎかもしれない」と、あれこれ考えた末に、シャンプーの回数を減らしたり、時間を短縮してさっと済ませるという方法に切り替える人もいます。
ただし、この方法は、おすすめできません。
なぜなら、抜け毛の原因であり、デトツクスの妨げとなる「毛穴づまり」はよくシャンプーしなければ解消できないからです。
さっと表面をなでるような洗い方では汚れは取り除けませんし、地肌をよくマッサージしなければ毛根に活力が生まれません。
シャンプーを省略するという発想になると、かえって抜け毛を増やし、汚れと毒素をため込む結果になりかねません。
1日何度も洗う必要はありませんが、1日1回のシャンプーは必須で、正しく行なえば毛穴の汚れを効果的に除去へ デトツタス効果がアップします。
つまり「シャンプーを控えめに」から「正しい方法でシャンプーする」に発想から変えることが抜け毛対策になるのです。
また、シャンプーをいつ行なうのが習慣になっていますか?
たぶん、夜派と朝派の大きく二通りに分かれると思います。
かつて朝シャンという言葉が流行になり、女子高生たちの間で朝シャンプームが起こったことがありました。
当時から現在まで、朝シャンの習慣が定着しているという方もいます。
ただし、デトックスのためには、夜にシャンプーするのがよいのです。
確かに、朝シャンプーすると爽快ですし、スタイリングも決まりやすくなるなど、魅力はたくさんありますが、デメリットも見逃せません。
第一に、朝は時間に追われてついシャンプーが雑になり、無意識のうちに頭皮を乱暴にこすったり、シャンプーのすすぎが不十分になりやすいのです。
また、外出時間が迫っていると、髪を乾かす時間がなくなり、無理に乾かそうとしてドライヤーの高温で髪を傷めることにもなりかねません。
もう一つ、生理学的な視点で見ると、髪が成長する時間帯は朝よりも夜です。
夜は副交感神経が優位になり、新陳代謝が活発になります。
成長ホルモンの分泌も促され、髪も栄養を吸収しながら成長する体勢になるのです。
この髪の成長を応援するためには、その日の汚れはその日のうちに落とし、毛穴もすっきり清潔な状態にしておくのがベストなのです。
これによって髪と頭皮からの毒出しがスムーズになります。
朝シャンが習慣になっていると、毎晩その日の汚れを毛穴に溜めたまま眠ることになり、その汚れが髪の成長を阻み、デトツクスを妨げる要因になってしまうのです。
これらの理由から夜シャンプーすることをおすすめしますが、個々の生活パターンから、やはり朝の方がシャンプーしやすいという方もいると思います。
その場合は、できるだけリスクの少ない方法を考えてみます。
前よりも少し早く起きてていねいにシャンプーする、ていねいに乾かすことを心がけるだけでもかなり違います。
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