皮脂の量や地肌の硬さや状態
シャンプーの4〜5時間後を目安に、皮脂の状態も指で触れてチェックしてみます。
ベタつき感が強ければ、皮脂分泌量が多く、脂性のフケが増えたり毛穴がつまりやすい状態と考えられます。
これではなかなか髪から有害物質は排出されません。
皮脂と汚れによる「毛穴づまり」が起こらないよう、正しいシャンプーで頭皮を清潔に保ちます。
オイルを使った毛穴の大掃除を定期的に行なうのも効果的です。
また、頭皮のところどころに赤味や発疹がみられたり、カサブタ状のものが付着していませんか?
もしこれらの症状があれば、まず専門医の診断を受けます。
ほうっておくと、皮膚炎から脱毛する心配があります。
皮膚を傷めつけるようなヘアケアをしていなかったか、シャンプー法、ブラシやドライヤーの使い方、カラーリングまで、すべて見直し、正しいやり方に改めるようにします。
治療については、専門医の指導に従います。
頭皮の固さも、健康度を知る重要なポイントです。
頭皮が「固すぎる」というのは、全体に血行が悪く、毛根に栄養が届きにくい状態です。
また、頭皮が「柔らかすぎる」場合は、むくみなどがある状態と考えられます。
両手でマッサージする要領で頭皮に触れてみます。
頭蓋骨に張り付くように固い感じがしたり、逆に軽く指が沈み込むほど柔らかければお手入れの見直しが必要です。
頭皮は固すぎず、柔らかすぎないのが理想ですが、目安がわからないと、「固い・柔らかい」の判断がしづらいので、健康な頭皮の固さとよく似た感触のモノを挙げてみます。
実際に触れてみて、自分の頭皮の固さと比較してみます。
@四つ折にしたハンカチとテーブル
ハンカチを四つ折にしてテーブルの上に置き、ハンカチの上から軽く指を押し当ててみます。
ハンカチは頭皮、テーブルは頭骨の役をし、重ね合わせるとちょうどいい固さの頭皮の感触を体感することができます。
A膝頭とほお骨
自分の膝頭とほお骨に実際に触れ、頭皮に触れた感触と比較してみます。
頭皮の方が固いか、柔らかいか、同じくらいかで、固さの程度が判断できます。
B上質な陶器の平らな面
上質な陶器があれば手に取り、平らな面に触れた感触を記憶してください。
特有のしっとり感、キメ細かさなどは、健康な頭皮と共通するところがあります。
固すぎる、柔らかすぎる、いずれにしても、マッサージなどのスカルプケアで血行をよくし、適度な固さにしていくようにします。
|
|